こんばんは。細木数子の娘で六星占術の継承者、細木かおりです。
「元カレのことが忘れられない……」「元カレと付き合っていたときは幸せだったのに……」こんなことをボヤいている女性の話を聞くことがあります。そのたびに、早く新しい恋をすればいいのに、という気持ちになっちゃうのよね。
元カレのことが今も本当に好きで忘れられない! そんなに強い気持ちだったら、忘れなきゃいいのにね。だって、忘れられないというより、忘れたくないんでしょ。だったら無理に忘れることなんてないの。心の中に空いたスペースを埋めようとしても、まだ昔の男が詰まっている状態だったら、新しいものは入るスペースがないじゃない。
どんなに素晴らしい人だって、賢い女性だって、男の代わりを満たせるのは男。ということは、女性の失恋の傷を癒やせるのは男性でしかないのよね。でも本人に治療する気持ちがないと傷の手当てもできないでしょ。傷を治すつもりがないなら、そのまま流血して痛い状態でいるしかないわよね。残念だけど。
昔の恋を忘れられない理由の多くは、納得して別れてないから! 自分が本当に嫌になって別れた相手のことを「あのときは幸せだった」なんて絶対に思わないでしょ。要は別れ方に納得できていない場合、すなわちフラれて終わった恋のパターンが多いんじゃない?
自分は好きだったけど、相手から一方的に別れを切り出されてたり、男性の気持ちが他の女性へ移ってしまったり……。自分が“好き”な気持ちだけじゃどうにもならないのが恋愛だから、こればっかりはもう仕方ないのよね。それなのに…