細木かおりの『二兎を追う女』【メッタ斬り46】
二人の男を天秤にかける女

こんばんは。細木数子の娘で六星占術の継承者、細木かおりです。

婚活にいそしむ女性にたまに見られるのが、二人の男性を天秤にかけてどちらがいいか吟味するために二股をかけている人。人って本当に欲の塊なのよね。少しでも自分にとって有利な人と結婚したいっていう気持ちがそうさせるのよね。

ルックス、収入、優しさ、家柄、資産、親兄弟……多角的にじっくり比べてから最終的に一人に絞るっていう計画だと思うけど、それが成功する人って実はとっても少ないこと知っているかしら? だいたいは計画の途中でフラれるのよ。なぜだと思う?

人って使えるエネルギーの量が決まっているの。それを二人の男性に分割して使っているとしたら、一人の男性にかけている熱量はあなたが本来持っているエネルギーの二分の一。すなわち、半額のパフォーマンスしかできていないからあなたの魅力の半分しか相手には伝わっていないのよ。それじゃあ“いい女”って思われなくても仕方ないわよね。それにあなたも二人の男性と同時進行していると、「この人がダメでも他がいる」「そんなに頑張らなくても……」なんて、いまいち本気になれないのよ。

あのことわざの本当の意味は戒め

「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざは、欲を出して二つのことを同時にやろうとすると、結局はどちらも失敗するという意味よね。だからこそ、今は一つのことに集中しなさいっていうことなのよ。それなのに二人の男性を追いかけるなんて! ウサギだって二兎同時に摑まえられないのに、まして人間の男性を同時に摑まえるなんて至難の業。中途半端な気持ちやエネルギー量じゃ無理なのよ。

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