【細木かおりさんインタビュー1】幼少期から始まった「六星占術」細木数子さんの継承者への道

「占いは人の道の始まり。幸せになるためのきっかけにしていただけたら幸いです」

人生で遭遇する悩みや困難を解決し幸せに生きたい、そんな誰もがもつ願いをかなえる道しるべとして、細木数子さんが「六星占術」を生み出してから40年余り。

中国古来の万象学、算命学、易学等をもとに、統計学の見地から、生年月日により土星、金星、火星、天王星、木星、水星という6つの運命星に分類し、性格や仕事の適性、恋愛運、金運、人間関係などを指南します。

 毎年出版される著書『六星占術によるあなたの運命』は累計1億部以上も読まれるほど、実に多くの人々に助けを与えてきました。

 六星占術は平成の時代を通じて全国的なブームとなり、著作や講演、テレビなどでも生きるヒントを与える細木数子さんの活躍は広く知られるところです。

 そして、平成から令和へ、新しい時代が動きだしたいま、数子さんは六星占術に関わる活動を若い世代にバトンタッチ。引き継いだのは、数子さんの養女であり、直接教えを受け、修業を続けてきた細木かおりさんです。

伯母である細木数子さんと養子縁組をして母と娘に

40代の若々しいかおりさんは、数子さんの実妹の長女として生まれた「伯母と姪」という間柄。一時期は一緒に暮らしていたこともあったほど、幼いころから溺愛されていたといいます。

 祖母のような感覚で数子さんのことを「ばあば」と呼び、懐いていましたが、礼儀や作法に厳しかった数子さんからは、容赦のないスパルタ教育も受けてきたそうです。

 大人になり、大勢いるいとこのなかから後継者として選ばれたかおりさんは、 数子さんのマネージャーを務めながら、六星占術と占術の真髄をみっちり10年間学び、2016年の養子縁組を経て、六星占術を正式に継承することになったのです。

 六星占術とともに、かおりさんが継承したという、京都の高雄の近くにある日本建築の旧宅を訪ねると…

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