「細木数子」の跡を継ぐ プレッシャーを超えた「覚悟」

結婚して3人の子どもの出産と育児を経験し、主婦としての幸せを感じていたかおりさんが、正式に「継承者」として打診されたのは、10年ほど前のこと。

 それ以前からそれとなくほのめかされていましたが、あらためて決意を伝えられたそうです。「細木数子の跡を継ぐなんて、そりゃイヤですよ」と、かおりさんは苦笑しながら、当時を振り返ります。

「私も家庭が大事でしたし、下の子がまだ小学校の低学年で、手もかかりますから、まさかと思っていたんです。小さいころから占いの基礎的なことは聞かされてはいたものの、鑑定をするなんて、とてもできる気がしませんでした。

 そして何よりも、母が経験してきたような激しいバッシングを、いまのようなネット社会で受けることにも不安を感じていましたから、無理だと断りました。

 ただ、母は常々80歳になる2019年に、表舞台から身を引きたいと話していて、私が継承しなければ、一生かけて取り組んできたこの占術も、もう終わりにすると言うようになっていたんです」…