細木かおり『いまも運命の人を待つ女』【メッタ斬り25】
『運命』っていったい何を指すの?

こんばんは。細木数子の娘で六星占術の継承者、細木かおりです。

私は六星占術を継承しているので、いろいろな人から『運命の人』について聞かれる機会がとても多いのですが……私個人としては『運命の人』なんて存在していなくて、全部“後付け”なんじゃないかって思ってるわ。

実際のところ、私は自分が結婚したときに旦那のことを『運命の人』だなんて少しも思わなかったわっ。でも、旦那の方はちょっと乙女な部分があるから『運命』とやらを感じていたみたいだけど、ハッキリ言って私はそういうのって信じてないのよね。

『運命』って『運ぶ』『命』って書くじゃない。だから、どうやって自分の命をうまく運んでいくか、要は自分で“人生をどう切り開いていくか”っていうことなのよ。だからよく「私の来年の運命は?」「これからどんな運命が待ち受けていますか?」なんて質問をもらうことが多いんだけど、それは全部あなた次第なのよね。

自分次第で良くも悪くも変わっていくもの。人生を開拓できるかどうか? それが『運命』という言葉になって表れているっていうのが私の見解かしら。

生まれながら決まっているのが『宿命』

『運命』とは反対に、『宿命』というものがあるの。『運命』という言葉に比べたら聞きなれないかもしれないけど、「宿命のライバル」「これがあなたの宿命だと思って」こんな言葉は聞いたことない? 『命』に『宿る』と書く通り、私たち一人ひとりに生まれたときから宿っているもの。もっと正確に言うと、生まれる以前から授けられてきたものなの。

実は私たちは、この『宿命』に人生を翻弄されているのよ。例えば、、、、

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